メタルーピング
メタルーピング
ルーピングしっかりやって練習できてくると、時々あえて1つ上の視点で要約すると言うことにもチャレンジをしてみてください。
グルーピングが結構できてきて、経験積んで慣れてくると、相手の言ったことを、短期的にパッと、記憶する能力とかも磨かれます。そうなると、理解を確認する際に、相手の発言した内容が発生した背景とか前後関係とかの構造を伝えながら、こういうことがあって、こんなことがあって、過去にこんなことがあったから、今回の発言に繋がっているのですね。という理解をしたのですが、あってますか?と返すことができます。周りのいろんな出来事や経験の因果関係があっての理解したということを伝えることができます。相手の話を、一歩引いた状態の視点で理解を返します。これがメタルーピングです。そうすると、相手は、そうか確かに過去にあったこんなことを引きずって今回も同じこと起こるんじゃないかって思ってたなぁとか、あるいは、いやいやそんなつもりはないとただただ今回だけ気分でめっちゃイライラしたって言う感じから反射的に怒ってるだけかもしれません。
という会話になると、相手も視点が上がって自分の状態を客観視している状態ができるんですね。特に、紛争状態の人の間に立つときに、効果があります。
なんかごちゃごちゃ言ってたことが、どうでもいいやって言うふうに相手も感じやすくなってきます。
なぜかというと、相手が自分の感情とか、嫌だったことに、のめり込んでそこから抜け出せなくなったりすることがあるんですね。
理解をしようと思ってるうちに、勝手に相手に飲み込まれてしまうってことが、起こります。
そういう時に、一歩引いた状態のメタな視点で、返してあげることによって、起きて過ぎてしまったことなので、それを過ぎたことだねって言うことで客観視できます。
メタルーピングをすることで、そういった1つ上の視点を与えるような介入ができると思います。